想事(そうじ)「おもうこと」と書いて、「新しい法事」のご提案、例です。

「法事というのは故人が与えてくれた時間。未来思考のとても前向きな時間です。」

こうお話してくださったお客様(東北芸術工科大学 企画構想学科 4年 武藤由希奈さん)の由希奈さん。
この度ご自身の大学の卒業制作において、新しい法事のスタイル「想事」を提案し、大好きなおじい様の三回忌を実際にプロデュースをされたいということでパレスグランデールがお手伝いさせていただきました。

さて、「想事(そうじ)」とは?

三回忌を迎えるにあたり、法事について、そしておじい様のことについて、自ら足を運びたくさんの方にヒアリングをされました。お寺のご住職様、家族や親族、そして自分と同世代の友人。そこでわかったことがありました。
それは、法事は残された人たちのための時間でもあり、法事の視点はとても前向きであること。そのことを法事をネガティブなイメージに捉えている自分と同じ同世代の若者にも伝えたい、と強く感じたそうです。
故人を想い、命の繋がりを知る。偶然ではないご縁(であい)を再確認する。それが由希奈さんが考えた大切な人を想う事、「想事」でした。
何より、笑顔にあふれる時間となることが由希奈さんの願いでした。

成人式のときにおじい様が褒めてくださった振袖の柄をモチーフにし制作した招待状や席札、箸袋。
親族とのつながりを再確認する家系図が描かれたメッセージカード。
家紋にみんなで想いの葉をつけた「絆ツリー」。
思い出を振り返るVTR。
これからもより強い絆になることを願った集合写真。

> お客様(孫):武藤由希奈様(東北芸術工科大学 企画構想学科 4年) (取材:web室 岡崎)




エピソード 0

とある日。

お客様がフロントで・・・私たちも日頃聞きなれないお問合せが・・・。それが法要での結婚式というもので耳を疑うものです。 お客様のお話を聞くにつれ素敵なエピソードが見えてきます。

そしてそのお客様のご宴席を当社では喜んでお手伝いさせていただくことになります。正確には一般的に言うところの祖父の三回忌のご法要の食事会です。

なぜそのお客様は「法事で結婚式できますか?」と尋ねられたかというとこんな経緯があったようです。


ご自宅で祖父の遺品整理をしていたときに書道が好きだった祖父の荷物の中に一際大事そうに、奥に・・・、 今思えば隠してあるかのように書があったそうです。 それは漢文の上の句を自分の妻に当てて書いたもので、妻の誕生日に渡すはずのものだったようです。 下の句はなかったのですが下の句は調べてみると恋文のようです。そのことを大学に通うお客様(彼女)はなんと素敵なことだと想い当社へ足を運び打ち明けてくださいました。さらに祖父が亡くなる前の誕生日にその書に押すための「印」まで祖父は準備していたようです。 その印は祖母の名前が彫られていました。70年ほど連れ添った夫から妻へのプレゼント。 それは最初で最後のプロポーズでもあったのではないかというのです。昔なので恋愛で結婚したわけでもなく、一般的にも家同士が決めた結婚でプロポーズもなく デートや、手を繋いだりとかそういう時代ではなかったと思います。その書を見て泣き出すおばあちゃん(祖母)の姿を見て三回忌に結婚式を挙げてもらいたい! そう思ったのだそうです。

素敵な結婚式「想事(おもうこと)」の当日をご紹介します。

> パーティープランナー 清野千枝子(取材:web室 大宮)

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