2016.12.3
新郎の誠さんと新婦のゆかりさん。誠さんのお仕事柄海外赴任が主となるため、おふたりは結婚式後、海外の各国を周る生活が始まる旨を伺っておりました。日本に戻り生活を送る日はいつになるかわからない・・・。ウエディングプランナーとしておふたりの未来の為にできることは何か、自分に問いました。言葉や生活習慣が違う環境で働き生活を送ることは、きっと私が考えている以上に苦労や困難があることでしょう。しかし、私が確信をもっていたこと。それは結婚式がおふたりの原点となり、その後の人生の支えになるということです。
おふたりとの雑談の中で、外国で「いってきます」は何と言うか?と話をしました。すると外国語で「いってきます」や「いってらっしゃい」にピッタリはまる言葉は存在しないことがわかりました。そこで私たちが当たり前のように交わしている挨拶の意味を改めて調べてみると、再び帰って来ることへの約束、無事を願って、そして感謝を伝える。そんな想いが込められていたのです。
日本を離れるおふたりだからこそ、この当たり前の言葉をどこの国にいても大切に使ってほしい。おふたりの結婚式が意味するもの、それはおふたりが原点に「還る場所」だと気が付きました。「帰る」ではなく「還る」。そして結婚式に集まってくださった人は、おふたりを待っていてくれる人です。
「ただいま!」そう言うとおにぎりを握って待ってくれている家族がいた。そんなおにぎりが大好きだった。この結婚式には誠さんとゆかりさんが幼い頃から大好きなおにぎりが「還る場所」を表すアイテムとなって登場します。私はおふたりの名前にも縁を感じていました。「ただいま!そして、いってきます!」 “誠”をもって伝え、大切な“ゆかり”ある人を待つ。私もおふたりが「還る場所」で、待っています。ウエディングプランナー上條智広
これから海外で生活を送るおふたりが選んだのは、故郷の風景・千歳山と蔵王を望む神殿での挙式でした。挨拶を大切にするということは、その人との縁に感謝するということ。縁はずっと繋り円くなります。おふたりも縁のように円く柔らかい心を持ち、この先の生活を健やかに過ごされるようにと、宮司からおふたりへメッセージが届けられました。
◆「いってきます」|行って来ます。どこかに行っても“再び帰ってくる” ◆「いってらっしゃい」|行って、(帰って)来い。行って、“無事に戻って来てください” ◆「ただいま」|「いってきます」の“約束”を果たした言葉 ◆「おかえりなさい」|「約束を守って帰ってきてくれてありがとう」“感謝”の言葉
この日の為に作られた両家秘伝のおにぎりが登場しました。お母様とおばあ様からラストバイトです。おにぎりは各ご家庭でそれぞれの味があります。しかし、相手を想い愛情を込めて握るということは、どの家庭も、誰が握っても同じなのだと思います。全員が持つ共通体験から、それぞれの故郷や家族を思い出してもらいたいと思いました。そして皆が驚いた巨大おにぎりが登場!新婦家で炊いた一升のご飯を新郎家に持って行き、皆で協力して握ってくださいました。ずっと一緒に同じ釜のご飯を食べて生きていこうという意味が込められています。世界中どこに行っても、おにぎりがパワーフードです!
鮮やかな和装から一転、淡いパステルカラーのドレスに着替えお父様と一緒のご入場。そこへ誠さんが練習を重ねたオリジナルカクテルが振舞われました。おふたりのご実家の近所の酒蔵で造られた日本酒を使用し、故郷蔵王の雪山をイメージした真っ白のカクテルが完成しました。
披露宴のクライマックスは、おふたりが手作りした蜜蝋キャンドルに灯がともされました。世界中どこにいても、「行って来ます」「行ってらっしゃい」「ただいま」「おかえりなさい」の挨拶を大切にしてください。そして世界中どこにいても、おふたりの原点はここにあります。結婚式のあと、私は自然とこの挨拶を発する声が大きくなっていました。またおふたりにお会いできることを願って。誠さん、ゆかりさん、いってらっしゃい!
私はおふたりに内緒で、ゲストの皆さんと一緒におにぎり神経衰弱を披露宴中に作成しました。この先お子さんが生まれる場所、育てる場所もきっと世界のどこかの国。どんな環境でも一緒に遊べるようにそして現地でできた友達とのコミュニケーションツールになってほしいという願いを込めています。いずれ物心が付いた頃、ゲストからのメッセージを読んだお子さんに教えてあげてください。おふたりの結婚式を。
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